テレビゲームあれこれ日記

何て素晴らしいタイトル……! 『フラジール ~さよなら月の廃墟~』

 バンダイナムコゲームスが現在開発中のWii用ロールプレイングゲーム――『フラジール ~さよなら月の廃墟~』(2008年発売予定)。

 ゲーム専門誌『週刊ファミ通(1月25日・2月1日合併号)』の誌面をぼんやり眺めていたところ、そのタイトルが不意に視界に入ってきて背筋にビリッと電流が走りましたね。
 
 もの悲しげで果てしなくロマンチック。そして、字面の上でも美しくて一分の隙もない巧みなタイトリングに、僕は一瞬にして心を奪われてしまったのでありました。

 このゲームがどんな内容なのかは僕はまだ知らないし、ネットで検索してガッカリするのも口惜しい気がする(まあ、それでガッカリするならそれまでの縁だけど、タイトルがかっこいいことに変わりはないんだッ)。

 個人的にどこに痺れたかと言いますと、サブタイトルですね。
 
 まず、いきなり「さよなら」という最も悲しい言葉が来る。
 いやーん、という感じだ。しかもその次にファンタスティックな「月」の一字を配して非日常的なムードへと一気に誘いつつ、最後、対照的にリアルな「廃墟」の一語でストンと軽く裏切る。うーむ、完璧ではないか……?!

 このゲームの内容が、タイトルの神秘性に負けないことを切に願うばかり――。

 しかしまあ、タイトルだけでこれだけ血が騒いだのはいつ以来だろう……? 初代プレイステーションの『アクアノートの休日』なんて、かなり感心した記憶があります。

 僕はゲームデザイナー堀井雄二(ほりい・ゆうじ)の大ファンでありまして、そのご多聞に漏れず『ドラクエ』シリーズが好きなのですが、最近の堀井氏は自作のサブタイトルに以前ほどエネルギーを割かなくなった印象があります。

 近作では、『空と海と大地と呪われし姫君』や『仮面の女王と鏡の塔』、それに『星空の守り人』などなど。
 全体的にシェイプアップの余地が沢山ありそうな、水っぽいサブタイトルが増えましたよね。大御所特有の鈍さ、とでも言いましょうか。ちと寂しい。

 まあゲームの内容に信頼があるからいいじゃん、とは思うのですが、もうちょっとだけオトナげなくコダわってほしいなあ、なんて、堀井ファンとしては思ってしまいます。
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by atom211974-3 | 2008-01-12 10:44
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