テレビゲームあれこれ日記

あれ、もう3月……?

「時間がない」とか何とか忙しブリッコをしつつも、実はここ丸まる三ヵ月ほどの間ニンテンドーDSで『ドラゴンクエスト9』を一日も欠かさず夢中でプレイしておりました。

 いわゆる“サブロム”(※注:すでに持っているゲームソフトを、新たにもう一本買い足して、最初から遊び直すためのロム・カートリッジのこと。一本目の大事なプレイデータを消去したくない時に用いる最後の手段)の攻略を進めており申した。

 Wi-Fiショッピングでかなり貴重なアイテムの配信が解禁されたこともあり、以前よりも格段に攻略しやすくなっていますからね。そんな、ちょっとしたキッカケでも一気にドハマリしてしまう特段の吸引力が『ドラクエ9』にはある。

“メイン”と“サブ”のカートリッジを合わせて、そろそろ500時間ほど遊んでいる計算になります。『ドラクエ9』ファンとしてはそんなに大したプレイ時間じゃあないけど、さすがにそろそろ『9』の世界には飽きが来始めた(笑)。

 だってもう、僕のようなファミコン世代の人間などは500時間どころか25年(!)も『ドラクエ』シリーズで遊び続けているわけですよ。四半世紀です、四半世紀。我ながら「よく飽きねえなあ……!」と思いますよ。ホントに。

 逆に言えば、それだけの長きにわたって、同じようなゲーム作業を飽きさせないように楽しませ続けるクリエイターの手腕というのは一体どんだけ優秀なんだよ、という話です。

 しかし『ドラクエ』シリーズの現在の発売元であるスクウェア・エニックス社は、その『ドラクエ』の神通力に、いよいよ悪い意味で本格的に依存し始めましたね。

 この3月にはDS用ソフト『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 』の、まんま焼き直しバージョンが発売されます。ここまであからさまな焼き直しは、『ドラクエ』系列の作品において、かつてありませんでした。

 現在、特にオンライン・ゲーム事業での想定外の業績不振に苦しむスクエニ社の深刻な事情は理解できます。ビジネスとしては『ドラクエ』でも何でも出せるものは出して、急場を凌がなくてはなりません。

 しかしながら、どんなに飽きないゲームと言えども遊び過ぎれば必ずイヤになる時が来ます(当たり前だ)。

 シリーズの1作目に飽き2作目に飽き、そして9作目に飽き――。
 というように、従来の『ドラクエ』シリーズはタイトル単位において飽きられることはあっても、常に質の高い新作を出すことで“シリーズ自体”の魅力だけは維持・発展させてきました。

 ところが遂に、メーカー凋落のあおりを受ける恰好で『ドラゴンクエスト』ブランドそのものが露骨に“消費財”のポジションに据えられることになってしまった。

 今やDSユーザーは、はっきり言って『ドラクエ9』の連続プレイでRPGには疲れ切っているはずです。
 そのタイミングで『ドラクエモンスターズ』の、しかも焼き直しを投入する――。すなわち、息つくヒマも与えずに、もっともっと『ドラクエ』で遊べ、遊べ! そして飽きてはならない! というわけです。

 これは僕の想像に過ぎませんが、『ドラクエ』の生みの親・堀井雄二氏は、今回の『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』のリリースに対して、あまり乗り気ではなかっただろうと思います。

 あの人は本当に、どこまでもユーザー本位の人ですから。
「同じソフトを二本買わせる、というのはユーザーへの裏切りだと思うんですよ」とかモゴモゴ喋っている姿が目に浮かぶようです(笑)。
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by atom211974-3 | 2011-03-01 03:48
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