テレビゲームあれこれ日記 | |||||||||||
5章「聖王と暗愚王」にて初の死者が出たために仕方なくリセットし、いま憮然としている最中です。くそッ……! ブツブツ……。 まだまだ序盤ですが、ゲームとしての遊び心地のよさ、おもしろさに関しては満点に近いものがあると思いますね。 快適なインターフェースと華麗なグラフィック、そして荘厳な音楽――。満足ですよ。 ところでゲーム史上、こうしたウォー・シミュレーション的な遊びの骨格に、ここまで濃厚に“ビジュアル”・“サウンド”・“ストーリー”の盛りつけを施した表現物は、この『ファイアーエムブレム』シリーズが初めてなんじゃなかろうか(もしも違う場合は教えてね)? 普通、たとえば『ファミコンウォーズ』のようなウォー・シミュレーションゲームの場合だと、ユニットはいくらでも工場で生産ができる。 言わばユニットは消耗品です。死んでしまえば、必要に応じて次から次へとポコポコ増産できてしまう(それでも、悪戦苦闘を切り抜けたユニットにはおのずと思い入れが湧いてしまうんだけどね)。 しかし『ファイアーエムブレム』は、ウォー・シミュレーションのゲーム性はそのままに、個々のユニットに対して唯一無二の“人格(キャラクター)”を与えてしまった。 すなわち、ユニットをひとつも死なせるわけにはいかないウォー・シミュレーションゲーム、というわけです。ゲームとしてはかなり過酷な部類に入りますよね。カレーにたとえると激辛カレーみたいなものです。ヒー。 無味乾燥だったロールプレイングゲームに“ストーリー性”を与えて成功したのが『ドラゴンクエスト』だったとするなら、この『ファイアーエムブレム』は、ウォー・シミュレーションゲーム界の『ドラクエ』と言えるかも知れません。 ただ、『ドラクエ』はあくまでもゲームの敷居を下げるためにストーリーを入れたのに対し、『ファイアーエムブレム』は、ストーリーを入れたことによって、むしろゲーム性の敷居を上げています。 この対比はおもしろい。ストーリーを盛り込むにあたっての動機が真逆なんですね。 つーか早く5章クリアしなきゃ! #
by atom211974-3
| 2012-04-21 09:48
プレイ20時間超ですが、やっとこさ全体の半分くらいまで来たところ。もうね、ハートをちょこちょこ集めているだけで幸せです。 早い人だと10時間もかからずに全ステージをクリアしてしまうそうですが、それでも本作は、シューティング系のゲームとしては充分すぎるボリュームを持っていると思いますね(はぁ、先は長いなあ……)。 遊んでいて、ふと思ったことがひとつ。 一人用のモードにはストーリーが用意されていて、そのストーリーを追いかける形でステージ攻略を進めていくことになります。 冒険の舞台は、それこそ山あり谷あり海もあり、ヘンテコな謎の空間もあり、と実にバラエティーに富んでいる。 まあ、昔のシューティングゲームにだって、いろいろなステージはありました。 が、この『新・パルテナ』の「凄いなあ」と思うところは、「そのステージがなぜそういうカタチをしているのか?」ということを、ストーリーの面からもキチンと説明している点です。 なぜ空中戦をしなければならないのか? なぜ地上に降りて戦わねばならないのか? なぜ、そういうステージ(たとえば、火山なら火山のステージ)で戦わねばならないのか。そうしたことが、ストーリー上で全て説明される。 これは、昔のゲーム(たとえばファミコン時代のゲーム)にはなかったことです。 逆に言えば、ゲーム機の映像表現の能力が進化すると、ソフトの作り手たちは「主人公がなぜその場所で戦うのか?」という背景までちゃんと考えなければならなくなってしまった。それだけ手間が増えたわけですね。 それを『新・パルテナ』は、もの凄いセンスと執念で乗り越えているなあ、と感心することしきり。 難易度をゼロに設定すればすぐにでも全面クリアできそうだけど、それも何かもったいないかなあ、などと逡巡しております。ゲームが下手なくせに、変なプライドが邪魔をする(笑)。 #
by atom211974-3
| 2012-04-13 23:05
いやはや、こいつは遊べば遊ぶほどに味の出る秀作ですね。いわゆる“神ゲー(いや“女神ゲー”か?)”というやつです。 ひとつのステージを延々と遊び込んでおカネを貯めまくることもできるし、難易度を自分の好きなように下げて、ストーリーをサクサクと進めることもできる。 プレイヤーの好みと“財力”とによって、ゲームの中身をライトにもヘビーにも、いくらでもカスタマイズすることができるというのは、凄い。まるでセルフサービスのうどん屋のようだ。しかも、ゲーム中におけるあらゆる決断にはそれ相応の代償を伴う。 もはや、全方位的に隙のないゲーム性を持った盤石の逸品であると認めざるを得ません。 もともと僕はシューティングゲームが大好きで、いまだに『ゼビウス』や『戦場の狼』、『スターフォース』、『ザナック』、『ストライカーズ1945 II』などといった、過去の名作で遊んだりしていたのです。 が、その一方で、新しいシューティングゲームがちっとも出てこない現状に不満を募らせてもいました。 そうした不満を、よもや『パルテナの鏡』の“続編”が解消してくれることになろうとは……! これをキッカケに、シューティングゲーム熱が再燃してくれたらいいなあ。 #
by atom211974-3
| 2012-04-06 23:32
プレイ15時間を突破。 とは言え寄り道をしまくっているため、まだまだ全体の半分にも到達していません。楽しい。お手軽感と重厚感を両立しているような、不思議なゲームですね。 現在は、個人的に好きなステージ(1章か2章)を何度もかんどもクリアして、ハート(ゲーム内における“おカネ”)を貯めまくっているところ。嗚呼、いい武器が欲しい。 基本的にはシューティングゲームでありながら、まるでRPGのような“蓄積”の機会が与えられているところが個人的にツボ。下手でもコツコツと地道に努力を積み重ねれば何とか道が切り開ける、という部分が実にRPG的なのですね。 たとえ一回一回のプレイが大した成果をもたらさなくても、“毎日ちょっとずつプレイ”の蓄積がジワジワと利いてくるシステムなわけです。つまり、やったことが無駄にならない。 これなら時間のない社会人でも、寝る前などにサクッと短時間のプレイを積み重ねることによって、総体として“濃い”ゲーム体験を堪能することができる。素晴らしい! が、しかし短い時間でも楽しめる良質なゲームというものは、得てして寝る間も惜しんでガッツリと長時間遊んでしまうものです。そういうものなのです。気をつけますハイ。 ところで、本作にオマケでついてくる3DS専用スタンドは実に具合いがいい。 もちろん他のソフトにも使えるわけで、立体視を重視するタイトル(たとえば『スターフォックス64 3D』など)のプレイにも役立つ。 3DSも発売から1年が経過し、ようやく「遊べるハード」になってきましたね。この専用スタンド、今後も重宝しそうです! #
by atom211974-3
| 2012-04-01 17:44
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