テレビゲームあれこれ日記

敗北の余憤 ―『ボクサーズロード2 ザ・リアル』―

 攻略本のおかげもあって初の日本タイトル、さらには念願の奇跡の世界タイトル(!)をも獲得し何度かの王座防衛に成功するも、最強の挑戦者ジーザスなんとかにあえなくボコボコ3-0のフルマーク判定負けを喫して王座陥落! しかも突然の引退勧告(強制ゲームオーバー)。

 しくしく……。

 と、それはまあいいとして――。

 以前に言ったことと重複するのですが、やはりこのゲームを遊んでいて最も不満に感じるのは、ジャブの採点上での価値が低すぎる点ですね。

 低いと言うか、ポイント的には全く評価されないのだ。ぷんぷん。

 一つのラウンドを、鍛え抜いた峻烈なるジャブの嵐でビシバシッ!
 と支配しまくって場内ドラマティックな大歓声、対戦相手ふらふら、こちらはほとんどパンチを貰っていない、気分はもうカーツ大佐、というアウトボクサーファンにとっては極めて魅惑的な状況であっても、採点上はナナ何と10-10のイーブン(イーブンとは“互角”である、という意味です)!!

 これは明らかにおかしい。
 ゲーム的に考えても普通におかしいし、ボクシングのルールから見てもおかしい。

 ボクシング業界的にも、世界戦での10-10(イーブン採点)はなるべく減らそう、なるべく10-9をつけよう、というのがこのところの世界的な趨勢であったし、その気運はこのゲームの開発が始まる何年も前からありましたよね。

 ジャブの低評価もそうだけど、そもそも本格ボクシングゲームを自称する(今回は、わざわざ“ザ・リアル”とまで謳っている)作品の中で、10-10の採点が頻繁に行われる仕様はいかがなものだろーか、と思いますよ。青柳龍太(開発者)さん見てる? 見てねーよ。

「シミュレート性よりもゲーム性を重視しました、ニコッ!」とか何とかブナンな言い訳をされそうな気もするけど、10-10の頻発がゲーム性の向上に寄与しているとも思えない。

 この仕様では、たとえば打たれもろい(ダウンで10-8を取られやすい)アウトボクサーがポイントを取ることが全く出来ないため、「ジャブの積み重ねでKOを狙うしかないッ!」という、全然リアルじゃない状況が生じてしまうのだ(ここがイチバンの問題)。

 アウトボクサーにもっともっとポイントを振り分けてくれないと、とてもじゃないけどリアルとは言えないよ。なぜかと言うと、アウトボクサーを育てる意味が薄れてしまうからです。

 あーあ。『パワプロ』や『ダビスタ』に並ぶボクシングゲームに早く出てきて欲しい。
 って、その前にボクシング自体の人気がないわけだが……。しくしくドカーン!
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by atom211974-3 | 2007-12-16 17:07
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